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素材がないときは

kaieさんがブログで書かれていました。
面白い題材なので書いてみます。

まず、私の個人的な意見ですからね。

さて。
作りたいイベントがあっても素材がない、ということは結構あります。製作というのはリズムが大事なので、素材を探してうろつきまわっている間に熱が冷めてしまうということが起こってしまいます。これはかなり重大な問題で、この辺りをまでケアが行き届いている人は製作上級者と言ってもいいと思います。

まず素材として見つけるのが難しいものとして、『そのシナリオのキーになるアイテム』の画像と『普通の人』の画像の二つを挙げたいと思います。

『そのシナリオのキーになるアイテム』というのは特別なアイテムであり、それと分かる意匠を施されていることを製作者側は望みます。例えば『炎が中で燃えている水晶の髑髏』とかどうでしょう? これは神秘のにおいがしてシナリオが作れそうですよね。少なくとも私はそうです。この髑髏は誰が作ったのか。何のために作られたのか。誰の似姿か。とかいろいろ空想を広げられます。

でも、こういうアイテムは製作の障害になりやすいです。なぜなら「一品物」だから。「一品物」のアイテムはシナリオにあまりにも不可欠であるので、融通が利きにくく、そのシナリオ以外で需要もないので、特別にしつらえてもらうしかなくなってしまいます。あるいは、これは私のやり方ですが、象徴としてある程度が備わったものを出して、後は文章で補うという方法もありますが、これは結構難しいです。私も気力がないときは避けます。

次に難しいのは『人』です。『人』も実はアイテムと同じで、そのシナリオを動かしていく十分な力になりえます。面倒なのは『シナリオ作者にとって一番必要なのは普通の人』ということです。近所の肉屋でソーセージを作っている女将さんとか、細身の御者の中年男性とか、腹ペコでうろついている犬とか、泊まった宿の主とか、村長とか、そういうオーラの無い普通の人が重要であることが多いのです。なぜかと考えると、やはりヒーロー・ヒロインは冒険者であるからです。逆に『お姫様』とか『騎士』のグラフィックはさほど苦労しないでしょう。

素材作者様は作品として素材を描くわけで、やっぱり服装もこだわりたいと思うだろうし、かっこよく・かわいく描きたいと思うのが正しいと思うんです。これはもう永遠に解消されないと思います。でも、中には「普通の人なんだけど味わいのある顔をしているなぁ」って思わせることができる素材が、素材作者さまは必ず描かれます。それを探し出してくるのもシナリオ作者の能力じゃないかなと思うんですけど……ちょっと早まったかな。

さて、それではここまで書いておいて私の解決法を書きますね。

「一品物」のアイテムについて。こちらは実はすごく助かることがあります。それは『カード画像がメッセージコンテントで参照されにくい』という幸運です。メッセージで参照されるのは基本的に人の顔で、「誰が喋ったか」を理解させるのが大きな役割です。ですのでアイテム画像と言うのは参照されにくいんです。

つまり……必要なのはその存在だけ。ならば、カードを参照画像なしで作ればいいわけです。そして最後になって気がつくことと思います。意外と必要なカード画像は少ないなと。そうなったらもうイラボにリクエストするなり、全体に書いたストーリーを書き換えるなり、どうとでもできます。『完成させてしまう』ということが非常に重要なんです。

次に『人』。これは私のブログをいつも読んでくださる方なら分かると思いますけど、『影絵を入れておいて後から置き換える』というやり方です。これもまあ、基本的にはカード画像ナシで作るということと同じですね。最後にツールを使って画像を置き換えることができます。ツール作者の方には感謝しないといけないなぁ。

さて、ここまで書いてきましたけど、最後に一番難しい問題に言及しておきましょう。それは『背景画像』です。

おそらく最後まで作者を悩ませ続けるだろう問題です。

まず、写真なのか絵なのか。タッチの差がシナリオの違和感に響いてくることがありますからね。そして「画像そのもの」。たとえば、『一面の青い花畑』を思い描いてください。冒険の最後の楽園になりそうでしょう? でも、これは探すのは非常に困難です。説明しなくても分かりますよね。

そのシナリオが幻想的になり、独特の雰囲気を持てば持つほど、それに適合する素材というのはなくなっていくのです。そしてより一層、現実と離れていくので写真素材が存在せず、より一層タッチの差が出るからあれこれとイラスト作者様から借りてこられない。

じゃあ、私が『一面の青い花畑』をどうやって作るか書きますね。

まず、冒険者は洞窟を探検していきます。そして出口。メニューカードを押した瞬間に、一面の白で画像を塗りつぶします。そして「一面の青い花畑」の自分の頭の中の映像を、十分バランスが取れるようになるまで描きまくります。そして、リズムを変えて間を取り、次の場面へ行ってしまいます。まあ、一番簡単なのは、村の家庭の一幕でも描いておいて、そこに泥だらけの冒険者が憔悴しきって帰ってこればよいかなと思います。



素材というのは作っていくとだんだんどの方がどんな素材を提供されているか把握できるように自然となりますし、そうなるとどんどん簡単に見つけられるようになります。自分のお店を見つける、という感覚ですね。ですから、我慢して製作を続けて時が解決するのを待つというのも、解決法の一つかなと思います。

長くなりました。うん。いい題材でした。
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コメント

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No title

そういえば、普通の人を描くのって、難しいですね~
やっぱり、ありさんはすごいなって思います。
めしやとか薬師のジルさんとか本当、味わいのあるキャラですもんね!
あと背景ですか、うん。幻想的な背景は難しいですね。探すのも、描くのも。
実際にありそうな景観ならイメージしやすいのですが、ないものとなると描きづらいですし。
素材作者さんも、需要ありそうなものや描きたいものから描いていくと思うので、広い海をサルベージするような感じになっちゃって。
水晶のどくろって、なんとなく蜘蛛退治の依頼を彷彿とさせますね。
後日ショプで買えてしまうのがなんとも(笑

Re: No title

背景画像って本当に難しいんですよね。でも、ぴったり決まったときの効果は絶大です。『冒険者の宿で』もたくさん背景素材を提供していただいて、そのおかげで完成度が全然違うものになりました。

髑髏がショプで買えちゃうのはご愛嬌ってことでひとつ。
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