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翻訳問題

もしかしたらブログは以降更新が滞ってしまうかもしれません。私の身の上の都合です。

さて。

指輪物語だとクウェンヤとかシンダール語とか想像上の言語があるけれど、カードワースの世界では冒険者は何語を喋っているのでしょうか。中世のイメージだから印欧系だとは思うのですが。シナリオによっては言葉が通じない人々も出てきますね。
読み物シナリオでは、あるいは他のシナリオでもそうだと思いますが、冒険者が何語を喋っているかとか、どんなふうに語彙を選択して喋っているかというのは、重要な問題だと思います。『重要な問題』というのは、間違った語選択をするとシナリオを破壊しかねないからです。(つまり創作上の問題ということ。プレイヤーにとってもはさほど重要ではないし、考えるべき問題はありません)

私は表現の中では比喩が好きでよく使うのですが、ここには翻訳の問題がひどく現れます。例えば雨の降る匂いはプールの匂いに似ているけれども、この表現はカードワースでは使えません。プールが存在しないからです。逆に洗濯などは我々は洗濯機でバババッと終わらせてしまうだろうけど、中世だったら温かいお湯を張って、石鹸水を作り、足で踏んだり擦ったりして汚れを落とすでしょうから、その生活の中から何かの比喩が生まれたとして、それは我々の世界では通用しないものになってしまいます。

私はシナリオは基本的に『誰かが日本語に直したもの』だという立場を必要ならば取っています。つまり、読み物シナリオは『シナリオ世界に住む人が現実をモチーフに物語として書いたものを翻訳した物語』だということです。で、この『現実』というものが創作されたフィクションなのです。物語の中の物語です。私のシナリオは分かりにくいという人がおられるけれど、それはここが引っかかるからだと思います。私の話は、物語の中の人が書いた物語なのだけれども、その『物語の中の人』が書いた物語が、また何かの表現の暗喩となっているときがあるんだと思います。

つまり、我々の世界では人が死んだら悲しいけれど、その悲しみとは全く違う悲しみが物語世界にはあるのです。その悲しみを表現した話が物語世界にはあって、それを翻訳した作者がいる。表面上はそういうことになります。けれどもその本質は作者が、全く違う悲しみを物語の中で創作しようと頑張った、のです。ややこし。
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